濃度の違う食塩水を混ぜる問題の解き方

濃度の違う2種類の食塩水を混ぜて出来た食塩水の濃度を求める問題の解説です。
これも定番問題のひとつなので、しっかり覚えておきましょう。

 

【濃度の違う食塩水を混ぜる問題】
12%の食塩水150gと8%の食塩水250gを混ぜると、濃度が何%の食塩水になりますか?

 

食塩水を混ぜる問題の解き方

この問題では最初に2種類の食塩水が出てきます。
これを食塩水(A)、(B)として整理します。

濃度 食塩水の重さ
食塩水(A) 12% 150g
食塩水(B) 8% 250g

食塩水の重さ濃度が分かれば、その食塩水に含まれている食塩の重さを計算することができますね。食塩水の問題では、こうした問題文にない条件に目をつけるのがポイントです。

 

【食塩の重さを求める計算式】
食塩の重さ = 食塩水の重さ × 濃度 ÷ 100

 

食塩水(A)(B)について、それぞれ計算すると(A)18g、(B)20gとなります。
この食塩の重さを加えて(A)(B)を整理すると次のようになります。

濃度 食塩水の重さ 食塩の重さ
食塩水(A) 12% 150g 18g
食塩水(B) 8% 250g 20g

 

問題で求められているのは食塩水(A)と(B)を混ぜて出来る食塩水の濃度です。
(A)と(B)を混ぜて出来る食塩水を(C)としてみます。

濃度 食塩水の重さ 食塩の重さ
食塩水(A) 12% 150g 18g
食塩水(B) 8% 250g 20g
食塩水(C) 【答え】

 

【答え】のところが問題で求められてるところですね。

 

ここを求めるために空白となっているところ(C)の食塩水の重さと食塩の重さを求めます。
(A)と(B)を混ぜるということは、(A)と(B)足せば求めることができます。

濃度 食塩水の重さ 食塩の重さ
食塩水(A) 12% 150g 18g
食塩水(B) 8% 250g 20g
食塩水(C) 【答え】 400g 38g

 

食塩水(C)の重さは400gで、食塩の重さは38gということがわかりました。
食塩水の重さ食塩の重さがわかれば濃度は計算することができます。

 

【食塩水の濃度を求める計算式】
濃度 = 食塩の重さ ÷ 食塩水の重さ × 100

 

食塩水(C)だと、濃度=38÷400×100=9.5となります。

 

答え.9.5%