算数の配点が高い中学、低い中学はどこか

中学入試は国語、算数、理科、社会の4科目で行われることが一般的ですが、この4科目の配点は中学校により異なります。1点を争う中学入試ではこれが極めて重要。

 

算数が得意な子にとっては算数の配点が高い中学校を受験したほうが有利ですし、逆に算数が苦手な子にとっては配点の低い中学校を受験して、ほかの科目で稼ぎたいところです。

 

そこで、主な中学校について入試での各科目の配点を調べてみました。
(今後、変わる可能性もあるので受験前には最新のものを確認してください。)

 

算数の配点が高い主な中学校(2015年調べ)

学校名 国語 算数 理科 社会 算数%
巣鴨(男子) 100点(50分) 100点(50分) 50点(30分) 50点(30分) 33%
雙葉(女子) 100点(50分) 100点(50分) 50点(30分) 50点(30分) 33%
豊島岡女子学園(女子) 100点(50分) 100点(50分) 50点(25分) 50点(25分) 33%
慶應義塾中等部(共学) 100点(45分) 100点(45分) 50点(25分) 50点(25分) 33%
渋谷教育学園渋谷(共学) 100点(50分) 100点(50分) 50点(30分) 50点(30分) 33%
早稲田実業学校中等部(共学) 100点(60分) 100点(60分) 50点(30分) 50点(30分) 33%

算数の配点が高い中学は基本的に国語の配点も高いのが特徴です。算数と国語の配点を理科と社会の2倍にしているので、全体に占める算数の配点の割合が3分の1となっています。

 

算数の配点が低い主な中学校(2015年調べ)

学校名 国語 算数 理科 社会 算数%
筑波大学附属駒場(男子) 100点(40分) 100点(40分) 100点(40分) 100点(40分) 25%
女子学院(女子) 100点(40分) 100点(40分) 100点(40分) 100点(40分) 25%
鴎友学園女子(女子) 100点(50分) 100点(50分) 100点(50分) 100点(50分) 25%

 

4教科とも同じ配点にしていると算数の配点の全体に占める割合が4分の1と低くなります。
女子中に多いのが特徴です。

 

その他の主な中学校(2015年調べ)

学校名 国語 算数 理科 社会 算数%
武蔵(男子) 100点(50分) 100点(50分) 60点(40分) 60点(40分) 31%
麻布(男子) 60点(60分) 60点(60分) 40点(50分) 40点(50分) 30%
海城(男子) 120点(50分) 120点(50分) 80点(45分) 80点(45分) 30%
駒場東邦(男子) 120点(60分) 120点(60分) 80点(40分) 80点(40分) 30%
早稲田(男子) 60点(50分) 60点(50分) 40点(30分) 40点(30分) 30%
開成(男子) 85点(50分) 85点(60分) 70点(40分) 70点(40分) 27%
桜蔭(女子) 100点(50分) 100点(50分) 60点(30分) 60点(30分) 31%
吉祥女子(女子) 100点(50分) 100点(50分) 70点(35分) 70点(35分) 29%

配点の割合がやや変則的な中学校です。
国語と算数を理科と社会よりも少し高くしているのが特徴です。

 

配点以外で中学入試で気をつけなければならないこと

中学入試の算数は小学校で習わないことがあたりまえのように出てくるなど受験対策が必要なのはいうまでもありません。それと同時に忘れてはならないのは各中学校の傾向です。

 

じっくり考えさせる問題を出す学校、問題処理能力を試す学校、総合力を問う学校など各中学により入試問題に色が出やすいのが算数です。

 

このため算数の受験対策は各中学別にしなければなりません。最新の傾向も踏まえた対策は、プロに相談してみてください。資料請求だけでも参考になります。

 

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