方陣算、倍数算、場合の数など中学入試に出てくる特殊算の中であまり有名ではないものの解き方を解説しています。
つるかめ算など定番で出題されるものは問題集や参考書などで取り上げられることも多いのですが、特殊算にはつるかめ算以外にもいろいろなパターンがあります。
知らないと入試本番で苦戦してしまうので、方陣算やニュートン算などマイナーなものも一通り知っておくことが大切です。ぜひ、このカテゴリの記事を参考にしてみてください。
方陣算の問題
方陣算とは、ご石などを並べて正方形や三角形を作る問題です。「全部で必要なご石の数は?」や「外側のご石の数の合計は?」といったことが問われます。「ご石」に限らず、「おはじき」や「タイル」で出題されることもあります。まずは基本問題から見ていきましょう。
中空方陣算の問題
中空方陣算とは、ご石を並べたときに中に空洞ができるカタチのことです。このときのご石の数などを問う問題が中空方陣算と呼ばれます。具体的には次のような問題です。「360個のご石を使って、真ん中に正方形ができるように3周分ご石を並べました。このとき一番外側のご石の数はいくつになるでしょうか。」
倍数算の問題
倍数算とは、「比」や「割合」の変化に関する問題のことです。いくつかのパターンがありますが、基本的なパターンを覚えてしまえば難しくありません。まずは例題を見てみましょう。【倍数算の例題(1)】あすかさんと…
日暦算の問題
日暦算(にちれきざん)とは、暦「こよみ、カレンダー」に関する問題で中学入試では頻出です。今回はこの日暦算の解き方をオリジナル問題をもとに解説しています。日暦算を解くためには前提として知っておかなければならないことがあります。
「うるう年」問題
中学入試の算数問題で出題される「うるう年」に関する問題の解き方を解説します。算数で出題される「うるう年」問題では、うるう年となる条件は明記されていて、その条件で発生するうるう年の回数などを求める問題が一般的です。このため「うるう年になる条件」を覚えておく必要はありません。
二進数問題
中学受験で出てくる二進数(2進数)の問題の考え方と解き方解説しています。通常使っている数字は1,2,3…と増えていき10になったらケタが上がる10進数ですが、0と1のみで数字を表す2進数というものがあります。
三角数の問題
中学受験で出題される三角数の問題の解き方を解説します。三角数とは、1,3,6,10,15,21…と規則的に並んだ数のことで、点(マーク)を正三角形の形に並べたときの点(マーク)の数のことです。中学入試問題では次のように出題されます。
四角数の問題
中学受験で出題される四角数の問題の解き方を解説します。中学入試問題では次のように出題されます。黒いご石を図のように並べていくとき、15番目(順番が15のとき)には、全部で何個のご石が必要になりますか?
入れ子算
中学入試の算数でも出題されることがある入れ子算について解き方と考え方を解説します。入れ子(いれこ)とは、大きさの違う似た形のものを重ねて入れていく構造のことで、ロシア人形のマトリョーシカ(下のイラスト)などが入れ子と呼ばれるものです。
周期算の問題
周期算とは、同じパターンで繰り返される数字などに関する問題です。「数字など」となっているのは、数字だけでなく曜日の場合もあるためです。周期算は問題パターンがいくつか決まっています。それでは、順番に見ていきましょう。
「場合の数」「順列」
中学入試で出題される「場合の数」「順列」の問題にはいくつかの決まったパターンがあります。この基本パターンを覚えてしまうことが、応用問題も解けるようになるコツです。まずは、基本問題で解き方だけでなく考え方も理解するようにしましょう。