相当算(本のページを求める応用問題)の解き方

相当算解説

相当算(応用問題)の解き方

引き続き中学受験算数の文章題で出る相当算(応用問題)の解き方の解説です。
では、問題文からチェックしていきましょう。

 

【相当算の応用問題】

 

しおりさんは一日目に本の5分の1を読み、二日目には15分の6を読みました。それでもまだ本には読んでないページが120ページあります。この本は全部で何ページでしょうか?

 

問題文が少し長く、少し複雑になりましたが、相当算(基本問題)と同じ考え方で解けます。

 

問題では一日目と二日目に分かれていますが、これをまとめてしまえば簡単になります。
では、順番に解き方を見ていきましょう。

 

相当算問題の解き方

まず、読んでないページ「120ページ」が全体でどのぐらいの割合なのかを求めます。

 

一日目に5分の1、二日目に15分の6を読んだということは、
二日間では、 5分の1 + 15分の6 = 15分の9 読んだということになります。

計算は大丈夫ですか?
5分の1 = 15分の3です。

 

15分の9 読んだということは、
読んでいないページは、15分の6 になります。

 

ここまで整理してみましょう。

  • 読んでいないページ…15分の6
  • 読んでいないページ…120ページ(問題文から)

これを相当算の公式に当てはめれば答えが出ます。

 

【相当算の公式】
もとにする量 = くらべる量 ÷ 割合

  • くらべる量 は 120ページ
  • 割合 は 15分の6

もとにする量 = 120ページ ÷ 「15分の6」
もとにする量 = 300ページ

 

「もとにする量」が、全体の量=本の総ページ数です。

 

答え.300ページ

 

相当算の練習問題

かずおくんは一日目に本の3分の1を読み、二日目には4分の1を読み、三日目には5分の1を読みました。それでもまだ本には読んでないページが130ページあります。
この本は全部で何ページでしょうか?

 

正解・解説を表示

三日間で読んだページを求めます。
3分の1 + 4分の1 + 5分の1 = 60分の47

 

上記より、読んでいないページの割合は、60分の13となります。
読んでいないページ数は130ページ(問題文より)です。

 

相当算の公式に当てはめて考えます。

【相当算の公式】
もとにする量 = くらべる量 ÷ 割合

  • もとにする量 = 130 ÷ 60分の13
  • もとにする量 = 600ページ

答え.600ページ

 

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