中学受験に役立つ算数勉強法(エクセルでつくる文章題)

中学受験に役立つ算数勉強法(エクセルでつくる文章題)

エクエルで作る算数文章題(カレンダー問題)

表計算ソフトのエクセルを使って算数文章題「カレンダー問題」を作る方法を解説します。
マスターすればオリジナル問題を作ることができるようになります。

 

算数のカレンダー問題とは

最初にカレンダー問題とは、どんな問題かを紹介します。

2020年10月20日は火曜日です。では、2020年10月20日の100日後は何曜日でしょうか?

これがカレンダー問題と呼ばれる問題です。

 

火曜日から始めて、1日後は水曜日、2日後は木曜日、3日後は金曜日…と数えても100日後まではとても数えられません。そこで、計算で求めるわけです。

 

カレンダー問題の解き方

1週間は7日間なので、8日後は1日後と同じ水曜日になります(火曜日始まりのとき)。
9日後は2日後と同じ、10日後は3日後と同じ…と続き、15日後に再び水曜日となります。

 

つまり、同じ曜日になるのは次の組み合わせ。

  • 1日後、8日後、15日後、…水曜
  • 2日後、9日後、16日後、…木曜
  • 3日後、10日後、17日後、…金曜
  • 4日後、11日後、18日後、…土曜
  • 5日後、12日後、19日後、…日曜
  • 6日後、13日後、20日後、…月曜
  • 7日後、14日後、21日後、…火曜

数字の法則に気づきましたか?

  • 1、8、15は、7で割るとあまりが「1」
  • 2、9、16は、7で割るとあまりが「2」
  • 3、10、17は、7で割るとあまりが「3」
  • 4、11、18は、7で割るとあまりが「4」
  • 5、12、19は、7で割るとあまりが「5」
  • 6、13、20は、7で割るとあまりが「6」
  • 7、14、21は、7で割るとあまりが「7」

ということは、7で割ってあまりがいくつかを求めれば答えが計算できます。

100÷7=14あまり2

あまりが2なので100日後は木曜日となります(コレが答え)。

 

エクセルを使ったカレンダー問題の作り方

上記のカレンダー問題をエクセルで作ることができます。

入力するのは、最初の日付と何日後(または何日前)かの数値。
答えとなる曜日をエクセルの計算式で自動的に表示させることができます。

 

エクセル計算式の設定


答えを表示するセルには、最初の日付と何日後かの数値が入ったセルを足す計算式を入力します。
ここではA1セル+D1セルとなります。

「何日前」とするときは足し算ではなく引き算を設定します。

セルの書式設定→ユーザー定義「aaa」


最後の答えを表示するセルの書式設定をユーザー定義「aaa」にすれば曜日が表示されます。

 

 

 

以上、エクセルさえあればカンタンに練習問題が何問も作れるので、挑戦してみてください。