スマイルゼミは中学受験算数勉強法としてアリ?

スマイルゼミは中学受験算数勉強法としてアリ?

スマイルゼミは中学受験勉強で使えるか?

スマイルゼミでの算数の勉強が中学受験に役立つのかについて塾講師の経験からチェックしてみました。

 

スマイルゼミというのは、タブレットを使って勉強するもので、算数以外にも国語、理科、社会が学べます。テレビCMで見たことがある人もいるかもしれません。

 

今回は算数の勉強にポイントを絞って分析してみます。

 

 

中学受験生向きは発展クラスだが…

小学生向けのスマイルゼミには、標準クラスと発展クラスがあります。
レベルが高いのが発展クラスで、こちらが中学受験生向きとなっています。

 

標準クラスは、学校での授業の予習・復習が中心で、プラス基礎学習(計算問題など)も行う構成になっています。算数以外の科目も基本的に同じです。

 

発展クラスは、標準クラスの内容に加えて、応用問題中学入試過去問題が勉強できます。算数の発展クラスでは旅人算などの特殊算も勉強することとなります。

 

で、この発展クラスが中学受験に役立つかというと、微妙
悪くはないのですが、塾よりもイイというほどではありません。

 

中学受験を目指している人の場合、塾に通っていることが多いと思います。
塾でも算数の勉強は、おそらくしているのではないでしょうか。

 

理科や社会は塾に頼らずに独学(保護者のフォローも含めて)でガンバルという受験生もいますが、算数をそのようにしている人は少数派です。

 

塾で算数を勉強している子にとっては、あえてスマイルゼミの発展クラスも使用する必要がないように思われますが、ある単元についてだけは別です。

 

図形が苦手な子にはスマイルゼミが役立つ

塾よりもスマイルゼミのほうが優れているのは図形の勉強です。
タブレットの画面で展開図などを自分で動かすことができるのがメリット。

 

図形はニガテにする子が多い単元です。
塾の先生の説明だけでも、理解できないことがあるからです。

 

塾での授業でも模型を使ったりして工夫はされているのですが、自分で動かして見えることはなかなかできません。先生が動かして説明するだけです。

 

この場合、先生が説明してくれたパターンの動きは理解できるのですが、それ以外の動きを知ることができません。

 

図形が得意な子は頭の中で想像できるのですが、苦手な子にとっては頭の中で想像というのは大変な作業です。これをタブレット画面で出来るのがスマイルゼミというわけです。

 

直観的にわかる

 

そうなるためには、自分で動かしてみることが役に立ちます。
図形の問題は得意な子とそうでない子で得点差が大きく開く単元です。

 

塾に行っているんだけど、いまいちニガテという人にはスマイルゼミが役に立ちます。

 

実際にどんなものかは、公式サイトにサンプルが掲載されています。
下記からチェックしてみてください。