流水算には間違ってしまいやすいポイントがあります。
解き方がわかっていたのに得点できなかったというのはもったいないです。
気をつけるべきポイントを覚えておいてください。
では、問題例をもとにチェックしてみましょう。
【流水算の例題】
時速3キロで流れている川があります。この川を時速15キロの船で下るとき、72キロ先の地点には何時間後に到着するでしょうか?
基本的な流水算の問題です。
あわてて解いて、次のような間違いをしないようにしましょう。
【流水算の間違った解き方】
船の時速が15キロ、川の時速が3キロだから、
15キロ − 3キロ = 12キロ
時速12キロで72キロ進むための時間は
72 ÷ 12 = 6時間
答え.6時間後
計算は間違ってません。どこが間違いか分かりますか?
ポイントは川を下るです。
これは日本語の問題です。川を下る、上るの意味を正しく理解しましょう。
ということは、川を下るときは川の速さが船の速さに加わるということです。
流水算に当てはめると…
これが流水算での船の進む速さになります。
上の解き方で間違えた原因は、船の速さに川の速さを足すべきところを、引いてしまったことです。川を下る問題なので、ココは足さなければなりません。
船の時速が15キロ、川の時速が3キロだから、
15キロ + 3キロ = 18キロ
時速18キロで船が進むことになります。
72キロ進むには 72 ÷ 18 = 4時間。これが正解です。
答え.4時間後
流水算では川を上ると下るの違いに気をつけましょう。
上るが足す、下るが引くと考えがてしまうのは間違い!
「上るときは引く、下るときは足す」が正解です。
カン違いしないようにしましょう。