中学入試問題でも使えるインド式掛け算を紹介します。インド式掛け算のいいところは早く正確に答えが出せるところ。計算問題が早く解けるようになれば、それだけ文章題や図形の問題に時間をかけることができます。単ねる計算術と思わずに、しっかりマスターしましょう。
2ケタ同士のかけ算で、「十の位が同じ数」かつ「一の位を足すと10」になるときに使える計算方法です(例…32×38)。
かけ算を2つして、数字を並べるだけで答えを出すことができます。
注意Bが1ケタとなる場合(1×9=9)のときは、「09」とします。
(例:31×39=1209)
先に紹介した「パート1」の逆パターンです。2ケタ同士のかけ算で、「十の位を足すと10」かつ「一の位が同じ数」になるときに使える計算方法です(例…36×76)。
「かけ算を2つして、数字を並べる」のは同じですが、やり方がちょっとちがいます。
注意Bが1ケタとなる場合(3×3=9)のときは、「09」とします。
(例:23×83=1909)
十の位の計算は「かけ算」が先、一の位の数を足すのはかけ算の後です。
2ケタ同士のかけ算で、片方が「11」のときもカンタンに答えを求められます。
数字を2つにわけて、そのあいだに足した数字を入れるだけです。上の例(27×11)なら、2と7のあいだに2+7の答え9を入れて、「297」がかけ算の答えです。
足した数が2ケタになるときは、その数を上のケタ(3ケタ目)に足します。
カンタンですよね。
中学入試で、「十の位が同じ数」かつ「一の位を足すと10」になるかけ算なんて、そんなインド式計算に都合のいい問題が出るかな?と思うかもしれませんが、意外と出ます。
中学入試の算数は、正攻法ですべて解こうとすると時間切れになることがあります。そこで、こうした裏ワザ的な計算方法を知っていると、時間を稼ぐことができます。
ここではカンタンに覚えられるものを紹介したので、ぜひ自分のテクニックとして身につけておいてください。