
文章題の特殊算ではありませんが、算数の勉強に役立つ石がき算というものがあります。
中学受験にも役立つものなので、勉強方法、練習問題を紹介します。
石がき算とは石がきのように積まれたブロックの中の数字を足していくものです。
となり合った数字を足し、その答えを上の石がきの中に書き込んでいきます。
(例:1+2=3)
これを繰り返して、石がきを埋めることが目的です。
完成形はこのようになります。
石がき算のメリットは自然と計算に強くなることです。
計算問題を何問も解くのは単調で飽きてしまいがちですが、石がき算の形にすることでパズル感覚で問題に取り組めるため、自然と数多くの計算をしていることになるのです。
また、石がき算を数多く解くと、数字の規則性にも気がつくようになります。
これが中学受験で役に立ちます。
中学入試問題でパズルのような数値問題は定番です。
こうした問題を解くときに石がき算の勉強が役に立つのです。
石がき算は単純に下から足していくだけではありません。
下記のような応用問題もあります。
中学受験に役立てたい方は、こうした問題にチャレンジしてみてください。
あらかじめ特定の石がき(マス)の数字が指定されているパターンの問題です。
この数字が成り立つように、空いているところに数字を埋めます。
この問題の答えはひとつのパターンだけではありません。
この問題にも複数の答えがあります。
となりあった数字を足すのではなく、かけるタイプの問題もあります。
かけ算バージョンを数多く解くことで、計算問題の約分などに強くなります。
こうした問題にも挑戦してみてください。
石がき算の問題は友達同士や親子で作ることができます。
これで作った問題をお互いに出し合うことができます。
足し算バージョン、かけ算バージョン、それぞれ作ってみてください。