中学受験算数で定番の植木算の中の「池の周りに木を植える」タイプの問題についてです。池の形が丸でも長方形でも三角形でも解き方は同じです。
「両端に木を植える」「両端に木を植えない」タイプの問題については
で解説しています。
【植木算の基本問題(池の周りに木を植える)】
周囲が120mの池の周りに、5m間隔で木を植えました。
全部で木は何本必要だったでしょうか?
「池の周りに木を植える」というのが典型的な問題ですが、囲まれているものに等間隔で(同じ幅を空けて)ものを置くという問題はすべて同じ解き方です。
というのも同じ種類の問題です。
植木算の公式では、
両端に木を植える | 木の数 = 間隔の数 + 1 |
---|---|
両端に木を植えない | 木の数 = 間隔の数 − 1 |
池の周りに木を植える | 木の数 = 間隔の数 |
です。
つまり、池の周りに木を植える場合は、間隔の数がそのまま木の数になります。
カンタンですね。
丸を同じ間隔で2つに分けるときに必要な境目は2つですよね。3つに分けるなら境目も3つ。この境目が植木算の木になります。
間隔の数の求め方は、「距離 ÷ 間隔の長さ」 です。
この問題に当てはめると、120m ÷ 5m = 24 となります。
ということは、間隔の数が24なので、必要な木の本数も24本となります。
答え.24本
練習問題では、間隔の長さを求めてみましょう。
一周が90mのグランドがあります。
このグランド一周を15人が等間隔で並ぶには何m間隔に立てば良いでしょうか?
正解・解説を表示
人が並ぶ場合も植木算の木と同じ考え方でOKです。
植木算の公式から、
なので、木の数と間隔の数は同じです。
この問題で木の数というのは並ぶ人のこと。
つまり、15人です。
ここから間隔の数が15だと良いことが分かります。
「間隔の数 = 距離 ÷ 間隔の長さ」なので、15 = 90m ÷ 間隔の長さ となり
間隔の長さ = 90m ÷ 15 で 6m となります。
答え.6m間隔