中学受験で役立つ計算力アップのテクニックを紹介
中学受験で算数計算問題に役立つ計算力アップのテクニックを紹介します。
早く、正確に解くことができるものですので、ぜひ身につけてください。
計算力UPテク:1の位が9のかけ算(例:79×6)
1の位が9の数字は1を足して、キリのいい数字にして計算するほうがカンタンです。
79×6で説明します(29×8、49×7などでも同じ)。
- 79に1を足して80
- 80×6=480
- 1を足した分(1×6)を引く
- 480−6=474
(補足)29×8なら。
- 29に1を足して30
- 30×8=240
- 1を足した分(1×8)を引く
- 240−8=232
計算力UPテク:1の位が9の同じ数同士のかけ算(例:49×49)
1の位が9の同じ数同士の場合も、お互いに1を足してキリのいい数字にして計算します。
49×49で説明します(39×39、89×89などでも同じ)。
- 49に1を足して50
- 50×50=2500(ア)
- 1を足した数を2倍する
- 50×2=100(イ)
- (ア)−(イ)+1が答え
- 2500−100+1=2401
途中で1を足した数を2倍する計算が入りますが、そのまま(一の位が9のまま)計算するのよりカンタンです。最後に「1」足すのを忘れないでください。
計算力UPテク:1の位が1の同じ数同士のかけ算(例:81×81)
1の位が1の同じ数同士の場合は、お互いに1を引いてキリのいい数字にして計算します。
81×81で説明します(21×21、51×51などでも同じ)。
- 81から1を引いて80
- 80×80=6400(ア)
- 1を引いた数を2倍する
- 80×2=160(イ)
- (ア)+(イ)+1が答え
- 6400+160+1=6561
1の位が9のときと同じように途中でキリのいい数字を2倍する計算が入ります。9のかけ算(49×49など)では2倍した数を引きましたが、1のかけ算(81×81など)では2倍した数を足します。最後に「1」足すのは、9のかけ算でも1のかけ算でも同じです。
さらにインド式の計算術も紹介
インド式の暗算術も下記ページで紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
紹介している計算術。
- 2ケタのかけ算【1】十の位が同じ数字で、一の位を足すと10(74×76など)
- 2ケタのかけ算【2】一の位が同じ数字で、十の位を足すと10(43×63など)
- 2ケタのかけ算【3】2ケタ×11(63×11など)