夏休みの自由研究というと社会や理科が定番ですが、算数でも自由研究をすることができます。最近の中学入試では考えさせる問題が増えているので、こうした勉強が役に立つんですね。
といっても、どんなことをしたらよいのかわからないと思います。
そこで、簡単にできる算数の自由研究ネタを紹介します。
中学受験の算数では鶴亀算などの特殊算がよく出題されます。
このサイトでも、どんな問題かや解き方を解説していますね。
この鶴亀算は、江戸時代から知られていた問題でした。
しかも、もともとは中国の書物に出ていた問題で、そのときはツルとカメではなかったのです。
それが、「雉兎同籠」という問題。
難しい漢字で読めないのが当たり前です。
この「雉兎同籠」には、ツルとカメではない2種類の動物か出てきます。
それは何か?どうして江戸時代の日本でツルとカメになったのか?
自由研究で、そんな鶴亀算の歴史を調べてみてはどうでしょうか。
インターネットで検索すれば調べられる内容です。
また、こうした歴史がある特殊算は鶴亀算だけではありません。このサイトで紹介している「旅人算」「流水算」「植木算」などほかの特殊算も歴史を調べてみてください。
昔からある特殊算もあれば、そうではない特殊算もあります。
鶴亀算のように歴史がある特殊算はどれでしょうか?
こうしたこともネットで調べられます。
さらに、調べたらネットに載っている昔の問題も解いてみましょう。
中学受験勉強で自由研究なんてしている「ヒマ」はない!と思う人もいるかもしれませんが、自由研究は決して中学受験にとってムダなものではありません。
自由研究で必要なのは問題を解く力ではなく、資料を読み込んだり、その内容を自分なりの言葉でまとめる力です。いま、こうした力が中学入試で求められるようになっています。
公立中高一貫校などの適性検査では、そのような問題が中心となっています。
こうした問題は解いているだけでは、なかなか実力がつきません。
自分で体験してみることが必要です。
ぜひ、夏休みには自由研究を行って、こうした考える力を身につけましょう!