中学入試の算数では「つるかめ算」「旅人算」など「なんとか算」と名のつくものが数多く出題されます(この「なんとか算」は正確には特殊算と呼びます)。
この「特殊算」にはどんなものがあるのかを一覧でまとめました。
最もポピュラーなのがつるかめ算です。ツルとカメが合計で●頭いて、足の合計は▲本。ツルとカメはそれぞれ何頭ずつか?というのが基本問題です。
ただし、中学入試レベルではツルもカメも出て来ない「つるかめ算」が一般的です。
詳しくは下記からチェック(例題、解き方など掲載しています)。
旅人といっても必ずしも旅をするわけではありません。
時間差で出発した人が出会う時間や追い越す時間を求める問題です。
旅ではなく学校に向かった場合や池の周りを回る問題などが出題されます。
川を進む船の速さなどを求める問題です。川の流れに沿って船が進む場合と、川の流れと反対に船が進む場合の違いがポイントとなります。
速さ、時間の求め方が問われる出題が多くなっています。
一定の間隔で木を植えていくときに必要となる木の本数などを求める問題です。必ずしも植木とは限りません。トラック1周に10m間隔で旗を立てるといった問題もあります。
電車が橋やトンネルを通過するときの時間などを求める問題です。電柱などある特定の地点を電車が通過するのにかかる秒数を求める問題などもあります。
仕事という言葉がややこしい(抽象的)なのですが気にする必要はありません。何かをするときに、一人でするときと何人かでするときの時間の違いを求めるような問題です。
問題文では「ある仕事をするのに…」といった形式で出題されます。
相当算とは割合や比を求める問題です。
「全体の5分の2を終えるのに3時間かかった…」といったような形式で出題されます。
いくつかのパターンがあるので実際の問題で確認してみてください。
これは文字通り時計に関する問題です。
長針と短針の動きや角度について問われます。
家族など複数の人の年齢の関係について問われる問題です。
「AさんがBさんの年齢の2倍になるのは何年後か」というような出題になります。
2つの数字の和(足した数)と差(引いた数)をもとに2つの数字を求めるような問題です。
なんとか算の中では小学校の授業でも習うことが多いものです。
過不足とは、あまったり、足りなかったりするという意味です。クラス全員にものを配るときに3個ずつだと足りないし、2個ずつだとあまるといったケースです。
その名の通りモノの平均を求める特殊算です。
ただし、単純にすべてを足して、個数で割る問題だけではありません。
むずかしそうな名前がついているニュートン算ですが、考え方を知ってしまえば簡単に解ける問題も少なくありません。できるだけ、たくさんのパターンの問題に挑戦してみてください。
小5 算数(応用講座)「第20講 相当算@ もとになる数を求める」、小6 算数(応用講座)「第7講 通過算@ 通過するために動く長さ」など、いろいろなパターンの特殊算を学ぶことができます!
⇒ スタサプ
小学講座