
ツルもカメの出てこない「つるかめ算」の中にコイントス問題というものがあります。コインを投げて、表が出たら何点、ウラが出たら何点といった問題です。
知らないと、つるかめ算とは気づきにくいのですが、知っていればカンタン。
ぜひ、ここで覚えてしまいましょう。
コインを投げて表が出たら5点足され、ウラが出たら2点引かれるゲームがあります。持ち点10点でゲームをスタートし、100回コインを投げたら、点数が188点になりました。全部で何回、表が出たでしょうか?(コインには表かウラしかありません)
いくつかパターンはありますが、これが典型的なつるかめ算のコイントス問題です。
長文なので、ポイントを整理してみましょう。
つるかめ算は、すべてどちらか一方だったらと考えて解いていきます。
この考え方をコイントス問題でも使います。
そこで、上の問題では「100回すべて表だったら」と考えます。
100回×5点=500点
スタート時の10点に500点が足されることになるので、ゲーム終了時では510点となるはずです。ところが、実際には188点でした。
510−188点=322点
322点多いことになります。
そこで、コインの表が1回、ウラに入れ替わったときのことを考えます。
表が出たときに入った5点はなくなります。さらに、ウラが出たので2点引かれます。
5点+2点=7点
表がウラに入れ替わることで7点少なくなることがわかります。
全部、表だとすると322点多かったのでした。
これが表とウラが1回分、入れ替わると7点少なくなります。
322点÷7点=46
46回、ウラに入れ替わればイイことがわかります。
なので、答えは46回!としてしまうのはケアレスミス。
問われているのは、表が出た回数です。
100−46=54
こちらが答えとなります。
答え.54回
10+270−92=188
ゲーム終了時点の点数188点になります。